抱っこレポート
今日もいつも通りに乳児院を訪問したのですが、何か変。
通常の倍ほどの数の先生方が部屋の壁際に座り込み、
なんだかガヤガヤ、ザワザワ。外遊びの時間なのに、
子供たちもおもちゃの散らばった部屋をウロウロと落ち着きません。
部屋に入るなり、一人の子がアンパンマンの人形を抱いて
スタスタと私に近づいて来ました。
「いいねー、アンパンマンだ」と声をかけて足元を見ると、
その子だけ靴下を履いてます。
しばらくして、一人の先生がその子を抱いて振り返ると、
みんな一斉に、「〇〇ちゃん、行ってらっしゃい〜!」と手を振りました。
そこで気づきました。
きっと新しい家族の元に行くんだ、今日はお別れの日なんだ。
私は別の場所の掃除を頼まれ、見えないように離されていましたが、
その後も、窓越しに職員さんたちが車に向かって、
いつまでもバイバイ👋と手を振られている様子でした。
普段通りの表情で抱かれていた子に、
先生方は「分かってるのかな?きっと分かってないね」と言われてましたが、
私は何だか違う気がしました。
最近は直接的な接触はほとんどなくなってましたが、
よちよち歩きの頃まではよく一緒に遊んでいた子です。
今日、私が部屋に入るなり直ぐに近寄って来てくれたのは、
あの子なりの挨拶だったんじゃないかな??
自分勝手な想像ですけど、そんな気がしました。
どうか、あの子が新しい家族とともに
元気に明るく生きていってほしいと願わずにはいられませんでした。
(K.Mさん)
✿~✿~✿~✿~
私達はその子がどこから来てどこへ行くか知らない。
その子も私達のことは忘れてしまう。
でも抱っこの時の温もりは、きっとその子の身体や心に残るだろうし、
私たちはその子の幸せを祈り続けることができる❤(河本)